【令和8年度(2026年度)】熊本市 建設工事入札参加資格審査|格付け基準・主な改正事項まとめ
熊本市から、令和8年度(2026年度)の建設工事入札参加資格審査に関する資料が公表されています。熊本市の格付け(ランク)は、経営事項審査(経審)の点数だけでなく、熊本市独自の加点・減点を含めた「総合数値」により決まります。令和8年度は、総合評価方式の評価項目追加や電子契約の対象拡大など、確認しておきたい変更があります。
令和8年度(2026年度)の主な改正事項
総合評価方式に「地場企業の活用」項目を新設
令和8年7月以降に公告される案件から、総合評価方式(簡易型)の評価項目として「地場企業の活用」が新設されます。一次下請業者をすべて熊本市内企業とする場合、またはすべて自社施工とする場合に、評価点へ反映される予定です。
「担い手育成タイプ」の対象案件を拡大
施工経験の少ない技術者を配置しやすい総合評価方式(簡易型)「担い手育成タイプ」について、試行対象案件の範囲が拡大されます。土木一式、建築一式、舗装工事で対象金額帯が広がっています。
電子契約の対象を拡大
令和8年7月以降、電子契約の対象案件が拡大されます。
工事
- 予定価格5,000万円以上の一般競争入札案件
- すべての随意契約案件
業務委託
- 原則として全案件 これまで紙による契約手続きを行っていた事業者も、対応準備を進めておきたいところです。
熊本市の格付け(ランク)はどう決まる?
熊本市の総合数値は、次の合計で算定されます。
- 客観的数値:経営事項審査(経審)の点数
- 主観的数値:熊本市独自の加点・減点
この総合数値により、業種ごとにランクが決まります。
対象業種は次の7業種です。
- 土木一式工事
- 建築一式工事
- 電気工事
- 管工事
- 舗装工事
- 造園工事
- 水道施設工事
主観点(熊本市独自加点)の主な項目
熊本市では、経審点に加えて次のような項目が評価されます。
工事成績評定
過去3年間の平均工事成績により、
- 最大 +50点
- 最低 ▲30点
工事成績は、格付けに大きく影響する項目です。
優良工事表彰
- 申請業種と同一業種での受賞は、1件につき+20点の評価対象とされています。
専門工事への加点
完成工事高に応じて、
- 最大 +20点
社会的貢献に関する加点
各項目につき +5点
- 熊本県SDGs登録
- 障がい者雇用
- 保護観察者の協力雇用主登録
- ボランティア活動
- 熊本市との防災協定
- 熊本市消防団協力事業所認定
- 男女共同参画・子育て支援
業種ごとのランク基準
土木一式工事
- S:981点以上
- A:779点以上
- B:600点以上
- C:600点未満
Sランクには、点数に加えて次の条件があります。
- 特定建設業許可
- 一級技術者4名以上
- 完成工事高2億円以上
- 自己資本4,000万円以上
建築一式工事
- A:830点以上
- B:640点以上
- C:640点未満
Aランクには以下の条件があります。
- 特定建設業許可
- 一級技術者3名以上
- 完成工事高2億4,000万円以上
- 自己資本4,000万円以上
- RC造施工実績
電気・管・舗装・造園・水道施設工事
それぞれA・B(またはA・B・C)で区分され、技術者数、完成工事高、自己資本などの条件があります。特に水道施設工事は「配水管技能者(耐震)」の人数要件があり、登録可否にも関わります。
点数が足りてもランクが上がらない場合
前年より総合数値が大きく上昇しても、一度に2ランク以上は上がらず、1ランク上昇までとされています。点数が基準を超えていても、前年ランクによっては希望どおりの格付けにならない場合があります。
詳細資料
詳細は、熊本市から公表されている以下の資料をご確認ください。
- 令和8年度(2026年度)熊本市 資格審査の基本的方針及び基準
- 令和8年度(2026年度)熊本市 資格審査基準一覧
- 令和8年度(2026年度)熊本市 主な改正事項等について


